適切な食生活を

1. 食塩の1日あたりの摂取量の目安は何グラム？

   1. 男性7.5g未満、女性6.5g未満
   2. 男性8.5g未満、女性7.5g未満

   正解

   不正解

   答え：男性7.5g未満、女性6.5g未満

   通常、健康な人では欠乏することはありません。摂りすぎるとむくみや口の渇きのほか、高血圧・胃がん・食道がんのリスクを高めることが報告されています。

   出典：厚生労働省e-ヘルスネット

2. 野菜の１日摂取量の目標は350gですが、和歌山県の県民1人当たりの平均摂取量は足りている？

   1. 足りている
   2. 足りていない

   正解

   不正解

   答え：足りていない

   和歌山県の調査では平均摂取量が約70g 少ないことから、「野菜プラスもう一皿」を推進しています。
   
   野菜は、ビタミンやミネラル・食物繊維を多く含んでいます。多くの研究で、野菜を多く食べる人は脳卒中や心臓病、ある種のがんにかかる確率が低いという結果が出ています。

   出典：健康わかやま推進提言書、厚生労働省e-ヘルスネット

飲酒

1. 生活習慣病のリスクを高める飲酒量1日あたり平均純アルコール何グラムでしょうか。

   1. 男性40g、女性20g
   2. 男性50g、女性30g

   正解

   不正解

   答え：男性40g、女性20g
   

   がん、高血圧、脳出血、脂質異常症などの生活習慣病のリスクは、飲酒量が増えるほど上がります。男性は飲酒量が44g/日程度以上、女性は飲酒量が22g/日程度以上になるとリスクが高まることがわかっており、厚生労働省では生活習慣病のリスクを高める飲酒量（1日あたりの平均純アルコール摂取量）を、男性では40g以上、女性では20g以上としています。男性50g、女性30gではリスクがより高くなります。

   出典：厚生労働省e-ヘルスネット

2. 純アルコール20g（1合）の目安は？

   1. ビール（度数5％）1000ml
      日本酒（度数15％）360ml
   2. ビール（度数5％） 500ml
      日本酒（度数15％）180ml

   正解

   不正解

   答え：ビール（度数5％） 500ml
   日本酒（度数15％）180ml
   

   アルコール度数（ ％ ）は一般的な目安です。生活習慣病のリスクを高めない量を心がけ、週に2日ぐらい、休肝日をつくりましょう。
   

   出典：厚生労働省e-ヘルスネット

運動と健康

1. 健康のために必要な一日の歩数は8000歩以上が推奨されています。和歌山県の県民1人当たりの平均歩数は推奨に達している？

   1. 達している
   2. 達していない

   正解

   不正解

   答え：達していない
   

   和歌山県では、男性総数では2011年は7002歩が2016年には6008歩、女性総数では2011年は7021歩が2016年には5346歩と悪化しています。県では「健康長寿日本一わかやま」の実現を目指し、1日8000歩運動の実践をよびかけています。
   
   令和2年に世界保健機構（WHO）は公表した身体活動・座位行動のガイドラインでは、身体活動を実施することによって、循環器病、２型糖尿病、がんが予防され、うつや不安の症状が軽減されるとともに、思考力、学習力、総合的な幸福感を高められるとされている。
   我が国では、、身体活動・運動の不足は、喫煙、高血圧に次いで、非感染性疾患による死亡に対する３番目の危険因子であることが示唆されている。

   出典：和歌山県「健康増進計画」、厚生労働省「健康づくりの身体活動・運動ガイド2023」

2. 世界20か国における、平日の座りっぱなしの時間（座位時間）が日本人は世界的に見てもかなり長いという調査結果がありますが、長いほうが健康には良い。

   1. 健康に良い
   2. 健康に悪い

   正解

   不正解

   答え：健康に良い

   座位時間の増加に伴い死亡リスクが増加することが報告されています。
   一方、１日60 分以上の中強度以上の身体活動によって、座位行動による死亡リスクの低下が期待できることや、長時間の座位行動をできる限り頻繁に（例えば、30分ごとに）中断（ブレイク）することが、食後血糖値や中性脂肪、インスリン抵抗性などの心血管代謝疾患のリスク低下に重要であることも報告されています。また、強度を問わず、少しでも身
   体を動かすことが健康によい影響を及ぼすことが報告されています9)。立位困難な人も、じっとしている時間が長くなりすぎないよう、少しでも身体を動かすことを推奨します。

   出典：厚生労働省「健康づくりの身体活動・運動ガイド2023」

3. 1回の運動で20分以上継続しなければ、健康増進効果はない。

   1. 効果はない
   2. 短い時間の積み重ねでも効果がある

   正解

   不正解

   答え：短い時間の積み重ねでも効果がある
   

   週に1回でも健康増進効果があることが報 告されています 。個人のライフスタイルに合わせて、身体活動に取り組むことが大切です。
   
   身体活動を増やすポイントは「プラス・テン」です。まずは生活の中で、今よりも少しでも身体活動を増やしましょう。例えば、今より10分多く、歩いてみましょう。

   出典：厚生労働省「健康づくりの身体活動・運動ガイド2023」、「18歳から64歳の人を対象にした身体活動指針（アクティブガイド）」

健康一般

1. 「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」とは『平均寿命』のことでしょうか？または『健康寿命』のことでしょうか。

   1. 平均寿命
   2. 健康寿命

   正解

   不正解

   答え：健康寿命

   平均寿命と健康寿命の差は日常生活に制限のある「不健康な期間」を意味しますが、この期間の差を縮小することが重要です。平均寿命以上に健康寿命をのばすことが大切です。
   和歌山県は全国平均より不健康期間が男女とも長くなっています。男性：全国平均1.54年、和歌山県1.56年。女性：全国平均3.32年、和歌山県3.42年。

   出典：厚生労働省e-ヘルスネット、和歌山県福祉保健部健康局健康推進課「和歌山県市町村別健康寿命について」

2. 和歌山県で80歳における20歯以上の歯を有する人の割合は、全国値より高い。

   1. 高い
   2. 低い

   正解

   不正解

   答え：低い

   全国値の 51.2%（平成 28年歯科疾患実態調査）と比べて 15 ポイント以上低くなっています。
   高齢化が進展していく中で、器質的な障害である 「歯の喪失防止」に加え、 機能面にも着目し「口腔機能の維持・向上」を推進していく必要があります。
   咀嚼機能の低下は、野菜摂取量の低下など、 摂取できる食品群にも大きく影響し、虚弱高齢者や要介護高齢者等で、低栄養や誤嚥性肺炎を招くリスク要因となり、 生命予後にも影響を及ぼします。また、歯が多い人ほど認知機能がしっかりしているという報告もあり、認知症にも影響があるとされています。

   出典：和歌山県「和歌山県歯と口腔の健康づくり計画」、「和歌山県歯と口腔の健康づくり計画中間見直し」